白髪を予防するための生活習慣
ツイート皆さんは何歳くらいから白髪が生えてきましたか?
遺伝や病気のために若くして白髪が多い方や、年齢を重ねていても白髪がほとんど生えてこないといった方もおられますが、大多数の方は30代半ば頃からちらほらと白髪が生え始めてきます。
白髪の原因と言えば加齢はもちろんですが、それ以外にも紫外線や食生活の乱れによる栄養不足、睡眠不足、ストレスなどによる血行不良なども白髪を増やす大きな要因になります。
白髪の量が少なければハサミで根元から切れば問題ありませんが、40代に入る頃になれば、ハサミで切るだけでは追い付かなくなり、また鏡では目の届かない部分にも白髪が増えてくることから、本格的に白髪染めを始める男性が増え始めます。
30代や40代は、家庭や会社でも何かとストレスを溜めこむことも多く、仕事が忙しかったり、大きな仕事を任されるようになったりと、何かにつけてストレスも多く不規則な毎日を送られている方も多いことでしょう。
ストレスが長く続くと、血管が収縮することで血の巡りが悪くなり、髪に必要な栄養成分や酸素が十分に届きにくくなります。これが慢性化してしまうとメラニンを作り出す働きにも影響が出て、メラノサイトの働きが低下してしまい、髪が白いまま生えてくるというわけです。
生活習慣の見直しで白髪を予防
生活習慣の悪化で白髪が増えるということは、反対に考えると、血液の流れを改善したり、毛根組織にダメージを与えるような生活習慣を正すことができれば、白髪の予防や改善につなげることができるとも言えます。
ただし、生活習慣の見直しを行ったからと言っても、すぐに効果が現れてくるものではありません。髪にはヘアサイクルがあるため、今生えている白髪をすぐに黒くすることはできませんが、生活習慣の見直しをすることで体の内部から変わってくれば、少しずつながら新しく生えてくる髪を健康にすることができます。
体の状態は少しずつ変わってきます。白髪染めのような即効性はありませんが、きちんと見直しを続けて悪いところを改善していくことがポイントになってきます。
なるべくストレスを溜めこむことなく、食生活や生活習慣も併せて見直すことによって、毛根組織にしっかり栄養や酸素を行き渡らせることができれば、メラノサイトの働きを活性化させることができ白髪の改善や予防に大いに役立ちます。
白髪の予防・改善のためにできること
白髪の予防や改善にはメラノサイトの働きを活性化させることが何より重要です。
普段の生活の中で、メラノサイトの働きを活性化させるために是非ともやりたことを4つご紹介します。
ストレスを溜めこまない
以前は万病の元と言えば風邪でしたが、最近であればストレスを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
ストレスを受け続けると、メラノサイトの働きを低下させてしまうだけでなく、免疫力が低下して風邪をひきやすくなったり、自律神経が乱れることにより不眠や心身症、うつ病などさまざまな心身の病気にかかりやすくなってしまいます。
残念ながらこの現代社会を生きていくうえでストレスは切っても切れないものですが、少しずつでも発散させて溜め込まないように努力することが大切です。
バランスの良い食事を心掛ける
メラノサイトの働きを活性化させて健康的な髪を育てるには何より偏った食生活を見直し、バランスの良い食事を心掛けることが重要です。
外食やコンビニのお弁当、添加物の多いレトルト食品やスナック菓子を日常的に食べている方は栄養のバランスが偏っている可能性があります。
人の体は、当然ですが、食べたもの・飲んだものによって作られています。体に取り入れるものによって体内の環境は少しずつ変わってきます。
タンパク質やビタミンB群 、亜鉛などのミネラル分などに加え、メラノサイトを活性化させるために必要なヨードやチロシン、銅などの栄養素を加えてみましょう。
- ヨード・・コンブ、ワカメ、などの海藻類
- チロシン・・・チーズなどの乳製品
- 銅・・・納豆、大豆などの豆類
関連ページ:白髪を予防・改善するために有効な栄養成分とは?
白髪の予防や改善には、機能が低下したメラノサイトの働きを活性化させることが重要。生活習慣を見直したりバランスの良い食事に気をつけながら、必要な栄養素を積極的に摂取...
質の良い睡眠をとる
不規則な生活をしていたり充分に睡眠時間を確保できていないと、自律神経のバランスが崩れ、新陳代謝や血行が悪くなり頭皮が硬くなってしまいます。
血行不良を起こすことによって毛根組織に栄養や酸素が行き渡らないとメラノサイトの働きが低下していまい白髪の要因となります。
また、睡眠中には体の組織を修復したり再生を行う成長ホルモンが分泌され、毛細細胞が受けたダメージを修復してくれます。
しかし、不規則な生活を続けたりしっかりと睡眠をとることができなければ、成長ホルモンがきちんと分泌されず代謝の悪化を招いてしまい、白髪を増やす要因になってしまいます。
質の良い睡眠をとるためには、毎晩湯船にゆっくり浸かったり、寝室は暑すぎず寒すぎない快適な気温や湿度に調整する、照明は暗くするなど睡眠環境を整え、ベッドでスマホを見ない、睡眠の質を低下させるカフェインやアルコールを睡眠前に控えることも大切です。
頭皮を紫外線から守る
頭皮も肌の一部です。顔や肌が紫外線で日焼けをするように、頭皮も日焼けをします。
男性の場合は短髪の方も多いので、髪の長い女性に比べて頭皮への紫外線の影響を受けやすくなります。
肌老化の8割は紫外線と言われているように、紫外線の影響を大きく受けています。老化した頭皮は乾燥して硬くなり、メラノサイトの働きを低下させてしまいます。
また、紫外線は白髪を増やすだけでなく、肌のシミやシワ、乾燥など見た目を老けさせてしまう要因にもなります。
日焼け止めクリームや帽子などで頭皮を紫外線からしっかり守りましょう。
さいごに
笑う門には福来るという言葉があるように、笑うことで身体のさまざまな不調の改善が期待できるとされています。笑うことでストレスが緩和されて心身がリラックスすると、自ずと自律神経のバランスが整い、結果的に白髪の予防改善にもつながります。
また、運動をすると幸せを感じるホルモンが分泌されてストレスを緩和してくれるので、毎日適度に体を動かすことも効果的です。
ストレスを全くなくすことは難しいかもしれませんが、何事も深く考え込まず、なんとかなるさといった発想の転換も必要です。