ネイチャーラボが白髪を黒髪に再生する成分を開発!
マーロシリーズなどヘアケア製品・スキンケア製品で有名なネイチャーラボが、世界で初めて、髪色のメラニン色素を細胞レベルで活性化させることで、日本人(アジア人)の白髪化した毛髪を自然に回復させ、黒髪を取り戻す「ブラックリバース」成分の開発に成功しました。
この「ブラックリバース」は、ネイチャーラボ社の研究開発部門「セルラボ」と、機能性原料(医薬品・化粧品)などを開発する革新的メーカーであるカナダのルーカスマイヤーコスメティックス社とが、2011年から7年もの歳月をかけて研究開発されたもの。
毛髪の色と白髪になるメカニズム
髪の毛と言うのは最初から黒く色がついているわけではなく、そもそも誕生したての髪は無色(白色)の状態で、髪の成長とともにメラニン色素によって髪に色がつけられていきます。
このメラニン色素にも、ユーメラニンとフェオメラニンの2種類があり、ユーメラニンは褐色~黒色のメラニン、フェオメラニンは黄色~赤茶色のメラニンです。
そのメラニンの量のバランスによって、黒髪やブラウン、ブロンド色など多様な種類の髪色になります。日本人に多い黒髪であればほとんどがユーメラニンということになります。
髪に色がつくためにはこのメラニン色素が重要な存在になってきます。
髪が白髪になる原因は、このメラニン色素がほぼない状態になることと言われています。
メラニン色素が少なくなる理由は、「メラニン色素を産出するメラノサイト自体の減少や機能低下によるメラニン産生の減少によって起こること」、「毛球に対して酸化ストレスが増加し、色素幹細胞の減少や活性酸素を分解するカタラーゼの発現・活性の減少によって、メラニン色素を損失させてしまうこと」が分かっています。
白髪になる原因プロセスと髪色の持つメラニンの関係について
メラニン色素を自然に回復させ、白髪を黒髪に戻す世界初の成分
今回開発された「ブラックリバース」は、特殊なペプチド(アミノ酸結合)を中心とした成分で、「メラノサイトを活性化させることによってメラニン形成を増加させること」、「毛球におけるカタラーゼの発現と活性によって酸化ストレスを減少させ、本来自分自身が持っている毛髪のメラニン色素を取り戻すこと」に役立ちます。
メラニン色素が完全に無くなってしまった状態では、再生は機能しないことがわかっていますが、反対に、メラニン色素が残っている状態であれば、メラニン色素を回復させることができます。
「ブラックリバース」は、加齢やストレスによってメラニン色素の減少によって白髪になってしまった状態を、人間が本来持つメラニンを再活性化させ、自然な自分の髪色に回復させることができる世界初の画期的な成分と言えます。
ネイチャーラボでは、今後、白髪の予防や改善に役立てるための商品開発に着手していくとしており、この技術で白髪を予防改善できる商品が開発されれば、白髪に悩まされなくこともなくなります。早期の商品開発に期待が高まります。
⇒ ネイチャーラボ