メラニン量と特定ミネラルに相関性?
2019年6月14日(金)~ 16日(日) にパシフィコ横浜で開催された「第19回日本抗加齢医学会総会」の中で、毛髪クリニックのリーブ21が「加齢白髪と黒髪の毛髪中ミネラルの関連について」という面白い発表をしています。
髪が白髪になったり、黒髪で生えてくるのは、髪に含まれるメラニン量に差があることが分かっていますが、総会では、40代~60代の男性の毛髪に焦点を絞って、カルシウムやマグネシウムなど特定された6種類のミネラルとメラニン量に関連があるという内容が発表されました。
現在市販されている白髪サプリにもミネラルは多く配合されていますが、この発表によって、白髪という頭髪の老化現象に対してアンチエイジング効果を持つミネラルの存在が改めて示唆されたと考えられます。
今後、これらのミネラルとメラニン量のメカニズムの研究が進めば、白髪を改善する商品の開発も期待できそうです。
グレイヘアが流行しても白髪染めはやめられない?
年齢と共に増えてくる髪の悩み。
髪のボリュームが減ってくる悩みもありますが、白髪の悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
最近では、「グレイヘア」という、あえて白髪を染めないスタイルが流行し、「白髪=老いの象徴・隠すべきもの」という固定観念からの脱却を後押しするような風潮もありますが、必ずしも全ての人にグレイヘアがマッチするわけでもありません。
テレビで見かける人の中には、グレイヘアをファッションとしてうまく取り入れている方もいますが、自分も含めて一般の人の場合、なかなか似合うものではありません。
昔から白髪があると5歳~10歳くらい老けて見えるとも言われ、「グレイヘア」という言葉が社会現象となったとしても、白髪の見た目インパクトは強力であることは変わらず、白髪染めから卒業できないという方は少なくないでしょう。
定期的な白髪染めは面倒でもあり、ミネラル摂取で白髪が改善する時代が早く来ればいいですね。