2019年9月22日(日)7:00から放送されたTBS系列のテレビ番組「健康カプセル！ゲンキの時間」で、薄毛・白髪・フケのトラブルの原因と改善法が紹介されていました。

 

3人に1人が悩んでいると言われている「髪」のトラブル。

 

司会の筧利夫さんも「白髪が増え、毛量も減り、長髪が成立しづらくなってきた」とコメントされていましたが、40代・50代になってくると、抜け毛や薄毛・白髪・髪の細りやボリュームダウンなど髪の悩みは尽きません。

 

今回の番組のテーマは髪・頭皮の2大トラブル「抜け毛」と「白髪」。

 

髪と頭皮のスペシャリストであるDクリニック東京の現役ドクター小山太郎先生が、髪の悩みを持つ男女の相談にのり、トラブルの原因や改善法を回答しています。

 

抜け毛の悩み

 

抜け毛は誰でも一般的に1日100本程度はあるのであまり本数は気にしなくてもよいですが、短い毛や細い毛が多いと危険信号。ヘアサイクルが何らかの原因で早まると髪の毛が成長しないまま抜けてしまう状態で、一般的にAGA（男性型脱毛症）と呼ばれる症状が疑われます。

 

AGAは遺伝の要素もありますが、紫外線や食生活も影響を与えます。

 

秋は一年の中でも最も毛が抜けやすい季節。春に比べると抜け毛の量は2倍以上にもなります。その原因は、夏に受けた紫外線。強い紫外線を受けることで髪や頭皮がダメージを受けているのです。

 

紫外線だけでなく不規則な食生活も頭皮に大きなダメージを与えることから、なるべく紫外線を避け、食事はビタミン、たんぱく質を多めに摂るとよいとのこと。

 

白髪の悩み

 

髪の毛は最初から黒く生えてくるのではなく、毛乳頭から白い状態で生えてきます。

 

白い状態で生えてきた髪は、メラノサイトから放出されるメラトニンによって黒く染められながら伸びるのですが、メラノサイトの働きが低下するとメラトニンが生成されにくくなり、髪が染められず白髪となって生えてくることになります。

 

メラノサイトの働きが低下する要因は、加齢や食生活のほか、ストレスや睡眠不足、肩こり・首こりなど生活習慣に起因するものもあります。

 

 

ストレスや睡眠不足によって自律神経が乱れ血行不良になると、髪や頭皮へ十分な栄養が行きわたらずメラノサイトの働きを低下させてしまいます。

白髪が多いと薄毛になりにくい？

ウソ。
髪の毛を作る細胞と髪に染色する細胞は別なので、薄毛と白髪に関係性はありません。

 

白髪を抜くと増える？

ウソ。
白髪を抜いても白髪が増えることはありません。
毛を抜き続けると新しく生えてくる毛がだんだん細く・短くなっていくことが考えられ、白髪は抜かずにハサミで根元で切るのが好ましいでしょう。

 

ワカメやヒジキを食べると白髪にならない？

ウソとは言い切れないものの、ワカメやヒジキは色が黒くて髪の毛のイメージなのでそういったウワサになったものと思われます。
ワカメやヒジキなどの海藻類にはミネラルが豊富に含まれていることから、髪の毛に限らず皮膚の健康状態の維持には役立つものの、いっぱい食べたからといって毛が黒くなるということはありません。

湯洗い

まずはシャンプーを髪につける前に湯洗いを行います。
髪を濡らすだけではなく、頭皮を洗うイメージで行うことが重要です。
1分半ほどの時間を目安に洗います。しっかり湯洗いをすることで頭皮の汚れの8割程度を落とすことができると言われています。

 

シャンプー

シャンプーは頭につける前に手の平で軽く泡立ててから使います。それによってすすぎ残しを予防することができます。
髪を指に絡ませず、手の平全体でえりあしから頭頂部に向かって頭皮を優しくマッサージするように洗います。強く洗わなくても十分汚れが落ちますので、炎症や抜け毛の予防にもつながります。頭皮を傷つけないので皮脂も適度に分泌されます。
また頭皮を優しく揉むことで血行不良も改善され、白髪の予防にも役立ちます。

 

乾かし方

髪が水分を含んで傷みやすくなっているため、タオルを髪に軽く押し当てるようにして水分を拭き取ります。
ドライヤーは髪や頭皮にダメージを与えないように、15㎝ほど離して風を当てます。

【放送日】2019年9月22日(日)
【時間】朝7:00～
【テーマ】「～薄毛・フケ・白髪SOS～髪と頭皮を正しく守る方法」