白髪染めが髪のパサパサ原因になるのでしょうか?
白髪染めが髪のパサパサ原因になるの?
市販のヘアカラーを使って月1回のペースで白髪染めをしています。約2年ほど使っているのですが、白髪染めを始めてから、髪が乾燥してパサパサするようになったように感じます。
白髪染めを使っていることが髪のパサつきの原因になってしまう可能性はあるのでしょうか?
白髪染めは大きな要因ですが加齢も一因に
市販されている一般的なヘアカラーは刺激が強いものが多く、ヘアカラーを使い続けることで、髪や頭皮を傷めてしまい、髪のパサつきの一因になっている可能性があります。
それ以外にも、白髪染めを使い始めた時期は、白髪だけではなく、髪質の変化のタイミングでもあり、加齢とともに髪内部の脂質が減ってしまったり、髪表面の防御力が低下していることも一因になっているものと思われます。
市販のヘアカラーで髪をパサパサになる理由
身近なスーパーやドラッグストアなどで購入することができ、しかも値段も安いヘアカラーは便利な存在です。
男性の場合は、美容院で白髪を染めてもらっている方は少なく、こういったヘアカラーを買ってきて自分で染めているという方も多いと思います。
ヘアカラーは、髪の毛のメラニン色素を分解して脱色しながら、キューティクルを開いて色を中に入れることで白髪を染める仕組みになっています。
髪を脱色してからカラーを入れる仕組みなので、白髪も黒髪もまとめて同じ色合いに染めることができるのですが、健康な髪も含めて髪全体をブリーチしていることになります。
またヘアカラーに使われる酸化染料は、一度でしっかり染めることができ色持ちも良いのですが、反面、髪や頭皮へのダメージを避けることができません。
ヘアカラーを繰り返すことで、髪の内部にダメージが発生し、水分を保つ機能が弱まってしまい、髪表面がパサパサになってしまうのです。
手軽で安価、染毛力の高いヘアカラーですが、そのヘアカラーが髪のパサパサ原因になってしまうのです。
年齢とともに髪のツヤやコシがなくなりパサつく理由
ヘアカラーが髪のパサつきの大きな原因になりますが、加齢も髪の水分を減らしパサパサにする一因になります。
白髪染めを使い始めた時期というのは、髪質が変化しているタイミングでもあり、白髪が増えてくる以外にも、抜け毛が増えてきたり、髪の保湿能力が低下するなど、様々な変化が表面化してくるようになってきます。
1本の髪の毛というのは、一番外側をキューティクル(毛表皮)、中間部をコルテックス(毛皮質)、中心部をメデュラ(毛髄質)という3層から成り立っています。
キューティクルはよく耳にされることも多いかと思いますが、髪の内部組織を外部の刺激から守る働きをしていて髪の毛のツヤを保つ働きをしています。
繊維状のタンパク質が主成分のコルテックスは、髪の大部分を占める層で、髪の健康のカギを握る重要な部分でもあります。コルテックスの量が多いほど、髪が太くなります。
通常、キューティクルはメデュラやコルテックスのタンパク質や水分が失われないように守ると同時に、髪にツヤを与えています。
加齢などによってコルテックスに含まれる脂質が減ってしまったり、紫外線などでキューティクルが傷み髪表面の防御力が下がることでダメージが内部にまで浸透しやすくなると、髪の毛がパサパサしてツヤやコシが失われてしまうことになります。そのため、年齢とともに髪にツヤやコシがなくなり、髪がパサつきやすくなってしまうのです。
髪のパサパサを少しでも減らすためにできること
加齢は止められませんが、髪のパサパサを少しでも減らすためにできることがあります。
髪のパサつきが気になる方は、まずはヘアカラーの使用を止めて、そのうえで次に記載しているようなケアを体の内側と外側の両面からしていきましょう。
- バランスの良い食事を心掛ける
- 頭皮マッサージで血行をよくする
- アミノ酸系シャンプーを使う
- 白髪染めにヘアカラートリートメントを使う
バランスの良い食事を心掛ける
髪にかかわらず何事もそうですが、栄養の偏りがないよう、バランスの良い食事を心掛けることが大切です。出来るだけ規則正しい時間に食事を摂ることも大切です。
また、バランスの良い食事を心掛けながら、髪に必要な成分を多く含む食品を積極的に摂ると良いでしょう。
<髪に必要な成分を多く含む食品>
●納豆や豆腐などの大豆類
●黒ゴマ
●ワカメやひじきなどの海藻類
●クルミやアーモンドなどのナッツ類
●カキやしじみ
頭皮マッサージで血行をよくする
血行が悪いと髪の1本1本にまで栄養を送り届けることができません。頭皮マッサージをすることによって、頭皮のコリがほぐれ血行が良くなります。
また、代謝が活性化することで、頭皮の隅々まで栄養が行き渡るようになり、毛根まで栄養分がしっかり届けられます。
テレビを見ている時や湯船に浸かっているほんの数分でもいいので、続けていくことで将来差が出てきます。
アミノ酸系シャンプーを使う
アミノ酸とは、人間を生成する原料となるタンパク質を構成している成分で、私たち人間のカラダには、約10万種類のタンパク質があると言われ、アミノ酸を組み合わせることでさまざまな種類のタンパク質を作ることができます。
肌や毛髪などもアミノ酸が繋がってできたものなので、洗浄成分にアミノ酸系の成分を使用して作ったアミノ酸系シャンプーを使うと頭皮や髪への刺激が少なく、保湿効果が高いため髪や頭皮に潤いを与えることができます。
白髪染めにヘアカラートリートメントを使う
ヘアカラーの代替として使う白髪染めとしては、ヘアカラートリートメントがおすすめです。
ヘアカラートリートメントは、シャンプーの後にリンスの代わりとして使用するトリートメントタイプの白髪染めです。
市販のヘアカラーに比べるとコストはかかりますが、髪や頭皮へのダメージは抑えられ、アレルギーの心配も少ないので、安全に使い続けることができます。
保湿成分や補修成分も入っているため、髪を染めながら髪のパサつきも抑えられる一石二鳥の白髪染めです。
髪のパサパサが気になる方におすすめのヘアカラートリートメント
- 利尻ヘアカラートリートメント…植物由来28種のうるおい成分配合で髪を保湿
- POLAグローイングショット…スキンケア研究で培れたポーラオリジナル成分配合