白髪染めをしても、しばらくすると生え際の白髪が目立ってくることがよくあります。

 

全体に染め直しをするほどではないけれど、顔周りに目立つ白髪が気になる、なんていうことも多いと思います。

 

美容院や理髪店で根元染めをしてもらえばきれいに染めてくれますが、わざわざ行く手間もありますし、毎回のコストもバカになりません。

 

そんなときには、根元の生え際だけを染める部分染めが便利です。ちょっとした白髪であれば、セルフケアで十分対応できます。

 

今回は、気になる白髪の部分染めについて、シーン別の染める方法や、部分染めに使いやすいアイテムをご紹介します。

部分染めについて見る前に、全体染めと部分染めの違いを先に見ておきましょう。

 

全体染め

髪全体に白髪があり、髪全体を染める場合「全体染め」と言います。いわゆる普通の白髪染めは全体染めを指します。

 

最初に白髪染めをする場合や、髪全体に白髪が目立ってきたときには、全体染めで白髪を染めることになります。

 

全体染めでは、ヘアカラーやヘアマニキュア・ヘアカラートリートメントなどを使用して染めていきます。

 

ヘアマニキュア・ヘアカラートリートメントであれば問題ありませんが、ヘアカラーで全体染めをしている場合は、全体染めは髪や頭皮への負担が大きくなりますので、あまり染める回数を増やさず十分に期間を空けて染める必要があります。

 

部分染め

髪全体を染める全体染めに対して、髪を部分的に染める場合「部分染め」と言います。美容院などでのリタッチもこの部分染めの一種です。

 

全体染めをしてから日数が経過したときに白髪が目立つ根元の生え際を染めたり、まだ部分的にしか生えていない少ない白髪を染める場合が部分染めに該当します。

 

部分的に染めることになりますので、ヘアカラーを使っている場合は、全体染めに比べ髪や頭皮への負担が軽減できるメリットがあります。

 

最近では、洗い流しをする必要のない「白髪隠し」タイプの部分染めも出てきました。

髪の根元・生え際の白髪が目立ってきた

これが一番多いケースだと思いますが、前回白髪染めをしてから日数が経過して、髪の根元・生え際の白髪が少し目立ってきた場合です。

 

まだ全体に染め直しをするまで白髪は増えていないのですが、こめかみや分け目などの生え際に白髪が目立ち始め気になることも多いです。

 

髪の根元・生え際の白髪が目立ってきたときの白髪染め

髪の根元・生え際の白髪が目立ってきたときに使いやすい白髪染めは「ヘアカラートリートメント」です。

 

ヘアカラートリートメントは、黒髪を染めることがありませんので、生え際の白髪だけを自然に染めることができます。
シャンプーのあとにトリートメントのように使うだけで部分白髪が目立たなくなってきます。

 

頭皮に付着すると頭皮まで染めてしまう場合がありますが、ヘアカラーのような健康被害を及ぼすことはありませんので、あまり頭皮への付着を気にせず髪の根元までしっかり染めることができます。

 

頭皮に近い髪の根元を中心に使いますので、ヘアカラートリートメントを選ぶときは、少し硬めのテクスチャーを選びましょう。あまり柔らかいタイプを選ぶと頭皮に垂れやすくなってしまいます。

 

 

まだ白髪が少なく全体染めまで必要がない

白髪が出始めたばかりの方や、まだ白髪が少なく部分的に生えている状態の場合など、白髪の量が少なければハサミで白髪をカットします。

 

ハサミでのカットで追いつかなくなったり、頭頂部や後頭部などハサミでのカットが難しい場合は部分染めで白髪を染めましょう。

 

まだ白髪が少なく全体染めまで必要がないときの白髪染め

まだ白髪が少なく全体染めまで必要がないときに使いやすい白髪染めは「白髪染めシャンプー」です。

 

白髪染めシャンプーは、いつも使っているシャンプーに替えて使うだけ。シャンプーに染料が配合されており、シャンプーするだけで髪を洗って白髪を染めることができます。

 

白髪染めシャンプーは、染まりは弱く徐々に染まっていきますので、まだ少ない白髪であれば、自然に目立たなくすることができます。

 

シャンプーは髪だけではなく頭皮も洗うためのものです。そのため頭皮に付着することが前提で作られていますので、頭皮への付着を全く気にせず髪の根元まで白髪ケアできます。

 

 

染め残しなど突発的な部分染め

外出しようとしたら、染め残しが見つかったり、ちょっと気になる白髪を部分的に隠したいときがあります。

 

そんな一時的に白髪を隠したいという場合にも部分染めが効果的です。

 

染め残しなど突発的な部分染めに役立つ白髪染め

染め残しなど突発的な部分染めに役立つ白髪染めは「白髪隠し」です。

 

朝会社に行く前に鏡を見てちょっと気になる白髪が見つかったときでも、白髪の部分だけさっと塗って出掛けることができます。

 

白髪隠しは、洗い流しも不要で手軽に使えますが、効果は一時的です。色は定着しませんので、シャワーで洗えば、カラーが落ちてしまいます。