生え際の白髪を目立たなくしたい男性におすすめの染め方
白髪染めをしても、日数が経過すると徐々に色落ちしてきます。
また髪は日々伸びてきます。人によっても違いはありますが、平均すると、髪の成長は1日に0.3~0.4m程度。
新しい白髪が伸びてくると髪の根元の生え際部分に少しずつ白髪が目立つようになってきてしまいます。
髪全体を染め直すには少し早いけれど、生え際の白髪がちょっと気になる。そんなときにおすすめの染め方をご紹介します。
ヘアカラーで地肌に近い生え際を染めるのはNG!
普段の白髪染めでヘアカラーを使われている男性も多いと思います。
ヘアカラーは一度でしっかり髪に色が入り、シャンプーをしても色落ちしないメリットがありますが、染めた部分が色落ちしない分、新しく生えてくる白髪とのコントラストがはっきりと目立ってしまうデメリットがあります。
またヘアカラーの場合は、地肌に薬剤が付着しないように使いますので、どうしても髪の根元付近はきれいに染めるのが難しいという面もあります。
普段ヘアカラーで染めている男性なら、生え際の白髪が目立ってきたときも、ヘアカラーを使って生え際だけ部分染めをしたいところですが、それはおすすめではありません。
薬剤を地肌に付着させずに生え際だけを染めるのは難しく、髪全体の生え際をきれいに染めようとしてもムラになってしまいがちです。
また薬剤が地肌に付着すると、頭皮が赤くなったりかぶれたりといったアレルギー反応が出ることもあります。アレルギー反応などで頭皮が炎症を起こしたり、強い刺激を与えることで頭皮環境が悪化すれば、頭皮の血流が悪くなり、抜け毛の要因になることもあります。
頭がかゆくなったり、ちょっと赤くなったりという軽度なものであればまだいいですが、体調や使用頻度によっては強いアレルギー反応による健康被害が出ることもあります。毎回同じヘアカラーを使っていても、使用の前に毎回パッチテストが必要なのはこのためです。
ヘアカラーは頭皮だけではなく、髪へのダメージも避けることができません。生え際だけを部分染めをするといっても、前回染めた部分も再度染めることになってしまい、その分髪に蓄積されるダメージ量も上がってしまいます。
髪や頭皮を傷めない白髪染めを選ぶ
普段の白髪染めでもそうですが、特に、髪の根元や生え際など地肌に近い場所を染める場合は、頭皮を傷めない白髪染めを選ぶことが重要です。
ヘアカラートリートメントであれば、刺激の強い薬剤が使われていないため、地肌への付着をあまり気にしなくても良く、生え際まで白髪を染めることができます。
ヘアカラートリートメントの使い方は簡単です。
シャンプー後軽くタオルドライしたら、染料を手に取って生え際の白髪に塗るだけです。
放置に必要な所要時間は10分ほどですので、体を洗ったりヒゲを剃ったりしているあいだに白髪が染まっています。
ヘアカラーと違い、黒髪には色が着かないので、気になる生え際の白髪だけをムラなく染めることができます。
▼男性にも使いやすいおすすめヘアカラートリートメント
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生え際を上手に染めるコツ
白髪染めから日数が経つと目立ってくる生え際の白髪。
また、全体染めのときも、洗い流して髪を乾かして見たら根元に染め残しがあった、など生え際をうまく染められないという男性も多いようです。
髪の根元・生え際は毛先に比べてもともと染まりにくい髪質を持っています。新しく生えてくる髪は丈夫で健康な髪であるため、キューティクルがしっかりと髪をガードしていることから、普通に染めても染料が髪に着きにくい状態にあります。
キューティクルのガードの弱い傷んだ髪ほど染まりやすく、髪全体を同じように染めると、どうしても生え際は染まりが弱くなってしまいます。
染め残しが出たり、染めるのが難しい生え際の白髪ですが、上手に染めるにはちょっとしたコツがあります。
生え際の白髪を上手に染めるコツ
- 皮脂をきちんと落としてから染める
- 少し長めに放置時間を取る
- ブラシやコームを使って染める
皮脂をきちんと落としてから染める
頭皮に皮脂が残っていると、髪の根元にも皮脂が付着していることがあります。その状態で白髪染めをしても、染料がはじかれてしまい、染まりが悪くなってしまいます。
白髪染めをする前にシャンプーをして、皮脂や汚れをしっかり落としておきましょう。皮脂だけではなく、ワックスやスプレーなど整髪料を使っているときも同様です。
髪に何も付着していない状態で白髪染めをしましょう。
乾いた髪で白髪染めをしたい場合は、染める前日の夜に頭を洗って次の日の朝染めるなど、染める数時間前にシャワーで髪を洗っておくと良いでしょう。
皮脂を落としてから染めるだけで、生え際の染まり方はずいぶん変わってくると思います。
少し長めに放置時間を取る
生え際の髪は毛先に比べ健康で染まりにくい髪質であるため、生え際だけを部分染めするときは、放置時間を少し長めに置くと染まりがよくなります。
また、全体染めをするときであれば、白髪の多い場所から染めていくと思いますが、白髪の多い場所を染めたら、次は優先的に生え際を染めて、最後に全体を染めていきます。
染める順番の時間差を利用して、先に染めることで必然的に放置時間が長くなりますので、白髪の多い場所や生え際にも色がしっかりとつきやすくなります。
全体を染めたら、もう一度生え際に染料をのせるように塗るとさらに色付きがよくなります。染まりにくい部分にもきれいに色がつき染めムラにもなりにくいです。
ブラシやコームを使って染める
髪の表面や毛先などは手でも塗りやすいですが、髪の根元や生え際には染料が届きにくいため、染め残しになってしまうことも多いのです。
特に、男性の場合は、短髪の方が多く、白髪を染めるときも髪が寝ずに立ちあがってくる場所も多いので、なおさら生え際に染料を塗るのが難しくなります。
そんな場合は、カラートリートメントを購入した際に付属されているコームや、百均などで売られているヘアブラシなどを使うと奥まった生え際も染めやすくなります。
少し慣れも必要ですが、コームやブラシにしっかり染料をのせて髪を寝かせるようにしながら染料を伸ばしていくときれいに染められます。
数日であれば白髪隠しも便利
次の白髪染めのタイミングまであと数日。
あと少しなのに生え際だけを染め直すのもちょっと面倒。
そんなときにはリタッチタイプの白髪かくしも便利です。
さっと白髪の部分に塗るペンタイプなのでコツもいりません。すぐに乾き、洗い流す必要もないので朝の忙しい時間でも気になった時にさっと塗れる便利な白髪染めです。
白髪染めの繋ぎで使う以外にも、朝会社に行く前に鏡を見てちょっと気になる白髪が見つかったときでも、白髪の部分だけさっと塗って出掛けることができます。
白髪隠しは、洗い流しも不要で手軽に使えますが、効果は一時的です。
あくまでも次の白髪染めまでの繋ぎの利用だけです。色は定着しませんので、シャワーで洗えば、カラーが落ちてしまいます。
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