間違ったドライヤーの使い方が白髪の原因になる?
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髪を洗った後、どんなふうに髪を乾かしていますか?
ドライヤーを使っているという方も多いのではないでしょうか?
働き盛りの世代であれば、朝のシャワーで髪を洗って、そのままドライヤーで乾かし整髪という方も多いでしょう。
その「ドライヤー」ですが、白髪が増える原因になっているというウワサがあるのをご存知でしょうか?
髪は素早くしっかり乾かしたいけど、それが原因で白髪が増えてしまうのでは困ります。
実際のところ、ドライヤーを使うことで白髪が増えるというこのウワサ、事実なのでしょうか?
ドライヤーが白髪を増やすと言われる理由
ズバリ結論から言うと「ドライヤーは白髪を増やす原因」となります。
それでは、なぜドライヤーを使うことによって白髪が増えるのか、その理由を考えてみましょう。
ドライヤーはもちろん髪を乾かすために使用するものなのですが、どんなに気をつけていても頭皮にも熱風は当たってしまいます。
特に男性は短髪の方が多く、髪が短い分、女性より乾かす時間は短く済みますが、髪に守られる部分が少ないため頭皮に当たる割合が高くなります。
頭皮というのは、顔や体の皮膚よりも4倍近くも厚くなっているため、熱風を当てすぎてしまってもあまり熱さを感じません。
それでも頭皮が熱いというくらいドライヤーをかけてしまう人もいるくらいですから、そんな時にはかなりの熱が頭皮に触れていることになります。
それだけの熱が頭皮に当たっているとなれば、当然頭皮は乾燥をしてしまいます。頭皮が乾燥すると血行が悪くなり、髪の色の元となるメラニン色素を作り出すメラノサイトの働きが阻害されて、結果白髪になりやすくなります。
このように「ドライヤーは白髪を増やす原因」になりますが、それは間違ったドライヤーの使い方が原因で、正しく使うことが重要です。ドライヤーをかける際にはおおよその時間を決めて熱風を当てすぎないように気をつけなくてはなりません。
また、熱風を当てすぎると、頭皮だけでなく髪の毛にもダメージを与えてしまいます。髪の毛は頭皮よりもさらに熱さを感じないため気付きにくいですが、熱風で髪表面の温度が高まりすぎると、髪に含まれるタンパク質が変化してしまい、髪のパサつきや枝毛の原因になってしまいます。
髪を乾かすのにドライヤーを使ってはいけないの?
ドライヤーの熱風が頭皮を乾燥させることで、白髪の要因になってしまうのであれば、髪を乾かす時にはタオルドライだけにして自然乾燥させた方がいいのでしょうか?
それもまたNGです。自然乾燥にも問題があります。
いくら髪の短い男性の髪がすぐ乾くといっても、濡れている間はキューティクルが開いた状態で、キューティクルの間から水分がどんどん蒸発してしまい、髪のツヤを奪ってしまいます。
また頭皮に雑菌が繁殖しやすい状態が続き、頭皮が臭くなったり、炎症などを起こす場合もあります。
そして何より濡れていることで頭皮が冷えてしまい、血行が悪くなり、メラノサイトの働きが阻害されて、結果白髪になりやすくなります。
では、どうすればいいのかといえば、それは正しい方法でドライヤーを活用するということです。ドライヤーを上手に活用すれば、頭皮の血行を良くして、白髪予防や抜け毛予防などにもなります。
ヘアカラートリートメントの説明書を見ても、白髪を染めた後はタオルで水気を取り、ドライヤーでしっかり髪を乾かすことが推奨されています。
白髪を増やさないための正しいドライヤーの使い方
髪を乾かす時には、まずドライヤーの前にタオルドライをしっかりすることがポイントです。
タオルで髪を乾かすことで、できるだけ髪の水分をとっておけば、その分ドライヤーをかける時間を短くすることができます。
特に短髪の男性の場合はこれでほとんど乾かせているという状態まで持っていくことができますので丁寧に拭き取りましょう。
髪が長めの男性の場合は、目の粗いクシで髪をとかして水分を毛先に流してから拭き取りましょう。
ドライヤーの仕様は1000~1200Wくらいで、マイナスイオンを髪に浸透させることのできるイオンドライヤーがオススメです。風量が多く短時間で髪をさっと乾かせる方が髪への負担は少なくなります。
ドライヤーは髪の毛に近づけすぎない様に20cmくらい離して熱風を当てていきます。根元の方を乾かす感覚で熱風を当てれば自然に髪が乾きます。最後に冷風に切り替えて髪をセットして終了です。冷風をかけることで髪の表面のキューティクルがきれいに整います。
髪はさっと乾かしたいけど、白髪にはなりたくない!というそんな見た目も気になる男性の皆さんは、正しいドライヤーの使い方を知って、白髪知らずの元気な髪の毛を維持しましょう。
