「だんだん染まるシャンプー」で白髪は染まる?
白髪染めにもいろいろありますが、最近注目されているのが「だんだん染まるシャンプー」、いわゆる白髪染めシャンプーですね。
シャンプーで洗うたびに徐々に白髪が染まっていくという便利アイテム。
シャンプーしているだけで白髪ケアができるなら、こんな楽なことはありません。
白髪を染めるのは毎回けっこう面倒。楽になるなら使ってみたくなりますが、気になるのが「シャンプーで白髪が染まるの?」ということではないでしょうか。
本来、シャンプーは汚れや皮脂を洗い落とすもの。「洗う」と「染める」というのは一見相反することのように思いますが、洗いながら髪は染まるのでしょうか?
結論から言うと、
「染まります。」
実際に使ってみた結果ですので、嘘偽りはありません。
ただし、染まるといってもすぐには染まりません。まさに「だんだん染まる」状態で、シャンプーをするたびに少しずつ白髪に色がついていきます。
数回の使用では全く変化が感じられないくらいの「だんだん」で、染まり方には個人差がありますが、私の場合であれば2週間くらいで少しずつ白髪に色が入ってきました。
また、あまり期待させてしまうと申し訳ありませんので先に言っておきますが、一般的な白髪染めのように白髪を完全に染めてしまうことは難しいと思います。
髪質や髪のダメージ状態にもよりますが、使い続けても真っ黒までには染まらず、ダークグレーに近い色合いに染まるのが限界です。
それでも十分白髪は目立たなくなりますので、あまり周りの人に染めたことを知られず、自然な感じで白髪を隠したいという方におすすめの白髪染めです。
白髪染めシャンプーも、数は多くありませんが何種類か販売されています。
はじめて購入される方であれば、どれを買えば迷ってしまうと思いますので、タイプ別におすすめのシャンプーを2つご紹介します。
どの白髪染めシャンプーも実際に使ったうえで評価していますので、染まり方や使い勝手なども是非参考にしてみてください。
だんだん染まるシャンプーが人気の理由
「だんだん染まるシャンプー」ですが、どういった点が人気の理由なのでしょうか。
使うメリットにも通じる点ですが、主に上げられる理由は次の3点です。
- とにかく手間がかからない
- 生え際の白髪も同時にケアできる
- 少しずつ白髪が染まるので自然
とにかく手間がかからない
一番の理由は、手間の少なさです。いつものシャンプーに替えて使うだけ。
毎日シャンプーをするだけで白髪も染まっていくので、わざわざ白髪染めに時間や手間を割く必要がなくなります。
最初はなかなか染まりませんが、一旦髪色が入ってしまえば、毎日シャンプーするだけで、色落ちすることもなくそのままの髪色をキープすることができます。
「そろそろ白髪が目立ってきたな」「前回染めてから日も経ったし染めるか」なんて思考からも解放されます。
生え際の白髪も同時にケアできる
当たり前ですが、髪の毛は少しずつ伸びてきます。
普通の白髪染めであれば、いくらきれいに白髪を染めても、日がたって新しく伸びてきた部分の白髪は次に染め直しをするまで白いままです。
髪が長ければ生え際白髪でもあまり目立ちませんが、もみあげや耳周りなど短くしている部分は、すぐに白髪が目立ってきます。
毎日使う白髪染めシャンプーであれば、新しく伸びてくる白髪も少しずつ毎日一緒に染めていくので、生え際白髪も常にケアすることができます。
少しずつ白髪が染まるので自然
なかなか染まらないというデメリットとも表裏ですが、すぐには染まらず使っていくたびに少しずつ白髪が染まっていきます。
急激な髪色の変化がないので、自然に白髪が目立たなくなっていきます。
だんだん染まるシャンプー、おすすめはどれ?
それでは実際におすすめのシャンプーをご紹介します。
利尻カラーシャンプー
一つ目のシャンプーは「利尻カラーシャンプー」です。
白髪染めシャンプーの中では最もメジャーな商品ですので、ご存知の方もおられると思います。「The 白髪染めシャンプー」といえる商品で、毎日使うタイプのシャンプーです。
無香料で変な香りづけもされておらず、染まり・使い勝手など総合力の高さから、まずは一番におすすめしたいシャンプーです。
染まりの遅い白髪染めシャンプーの中では染まりもよく、基本的には毎日使うタイプなので、生え際白髪も目立ちません。
アミノ酸シャンプーなので髪や頭皮にもやさしく、またトリートメント効果もあるので、髪の悩みの増えてきた男性にもおすすめです。
普通のシャンプーのように使える
シャンプーは真っ黒ですので、周りに付着しないように気を付ける必要はありますが、それ以外は普通のシャンプーと同じように使えます。匂いはほとんどありません。
素手で手に取り、泡立てて髪や頭皮を洗って洗い流します。放置時間も不要です。
泡立ちもよく、しっかり洗えます。
トリートメント成分配合なので、シャンプー後にリンスやコンディショナーも不要なのもうれしいポイントです。
利尻カラーシャンプーの染まり方
利尻カラーシャンプーの染まり方を美容室などで使っている人毛サンプルを使ってご紹介します。(カラーはブラックを使用)
実際の髪の毛ではもう少し染まりは弱いのですが、だんだん染まっていく状況は分かりやすいと思います。
やや緑がかった色味に見えますが、髪の毛で使えば緑感はほとんど感じられません。もう少しグレー寄りの色合いになります。
染め時間 | シャンプー時間のみ |
---|---|
使用頻度 | 基本的には毎日 |
添加物 | 無添加(ジアミン・タール系色素・パラベン・香料・鉱物油・酸化剤・シリコーンを使用せず) |
匂い | 無臭 |
刺激 | 特に刺激なし |
容量 | 200ml |
カラー | 4色 ライトブラウン、ナチュラルブラウン、ダークブラウン、ブラック |
カラーは4色設定ですが、男性であればブラックかダークブラウンがおすすめ。ライトブラウン、ナチュラルブラウンは、かなり明るめのブラウンなので、黒髪に近い髪色の方には使いにくいと思います。
初めて購入される方は割引価格が適用されますので、お得に試すことができます。
とにかく楽なので、使い始めると手放せなくなること間違いなし、です。
関連ページ:利尻カラーシャンプー使用レビュー
いつものシャンプーに替えて使うだけで白髪染めができる“洗う・染める”を1度に叶えるこれまでにはなかった新発想の白髪染め。シャンプーで白髪が染まるのか実際に使用して...
グローリン・ワンクロス
もう一つは「グローリン・ワンクロス」です。
先ほどの利尻カラーシャンプーに比べると後発ですが、染毛力の高さから人気が高まっているシャンプーです。
白髪染めシャンプーは基本的には毎日使うものが大半なのですが、「グローリン・ワンクロス」は週1回の使用で染まるタイプのシャンプーです。
染毛力が高く、1回目から白髪が染まることは、これまでの白髪染めシャンプーではありませんでした。
1本の量が100mL(利尻は200mL)と少なく、1回あたりのコストで考えると高くなってしまいますが、週に1回シャンプーをするだけで染められるのは魅力的です。
週1回のシャンプーで染まる
シャンプーは利尻と同じように真っ黒です。淡いフローラル系の香りがついています。
素手で手に取り、泡立てて髪や頭皮を洗って洗い流します。放置時間も不要です。
シャンプーがわりとサラサラなので、垂れないように注意します。
アミノ酸系シャンプーながら泡立ちもよく、しっかり洗えます。
洗っているときは多少髪がきしんで少しゴワつく感じもありますが、ドライヤーで乾かした後は髪はサラサラになっていました。
グローリン・ワンクロスの染まり方
グローリン・ワンクロスも同じように、染まり方を人毛サンプルを使ってご紹介します。(カラーはリアルブラックを使用)
1回目から濃いめにカラーが入っているのがわかります。実際の髪の毛で使うと、染まりはもう少し穏やか(弱い)ですが、使うたびに白髪が染まっていくのは実感できます。
染め時間 | シャンプー時間のみ |
---|---|
使用頻度 | 週に1回 |
添加物 | 無添加(ジアミン・タール系色素・パラベン・鉱物油・酸化剤・シリコーンを使用せず) |
匂い | 淡いアロマの香り |
刺激 | 特に刺激なし |
容量 | 100ml |
カラー | 2色 リアルブラック、ナチュラルブラウン |
カラーは2色設定ですが、男性の場合、黒髪~濃茶髪の方が多いと思いますので、あまりカラー選びに困ることはなさそうです。
初めて購入される方は割引価格が適用されますので、一度お試しください。
関連ページ:グローリン・ワンクロス使用レビュー
グローリンワンクロスは、髪を洗いながら同時に白髪も染められる白髪染めシャンプー。シャンプータイプでありながら、1回で染まり、週に1回シャンプーするだけで髪色をキープでき...
どちらのシャンプーがおすすめ?
だんだん染まるシャンプー(白髪染めシャンプー)を2つご紹介しました。
どちらも実際に使ってみて良い商品ですが、それぞれ特徴がありますので、その点を踏まえて選んでいただければと思います。
「グローリン・ワンクロス」は週1回の使用が前提のシャンプー。他に使いたいシャンプーがある方や、白髪の比較的少なめの方などには、「グローリン・ワンクロス」がおすすめです。
色落ちさせずに毎日白髪ケアをしたい方や、白髪の少し多めの方、もみあげ部分など髪の短い部分の白髪が気になる方などには、「利尻カラーシャンプー」がおすすめです。
「利尻カラーシャンプー」の場合は、髪に色がある程度入ってしまうと、毎日ではなく、2日に1回にするなど頻度の調整ができるので、コストを抑えることも可能です。
また、「グローリン・ワンクロス」は淡いアロマ系の香りがついていますが、「利尻カラーシャンプー」は無香料タイプ。匂いの好き嫌いでも選べますね。