泡タイプ白髪染めは初心者にも使いやすい
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ヘアカラーやヘアマニキュア、ヘアカラートリートメント、一時染めなど白髪染めにはたくさんの種類があり、その中でもクリームタイプや泡タイプ、液状タイプやスプレータイプなど白髪の量や髪の長さなど、部分染めや全体染め、使い勝手によって選べるようになっています。
現在販売されている白髪染めはクリームタイプのものが主流ではありますが、クリームタイプはしっかりと染まる反面、クリーム状になっている染料をそのまま髪に塗ると、少し硬めのテクスチャーのため自然には広がらず、白髪染め初心者やまだ白髪染めに慣れていない方の場合、クリームが着いた部分にだけに着色し、均一に塗り広げられず色ムラになってしまうことがあります。
泡タイプは、ムースカラーなどとも呼ばれる白髪染めで、最初から均一に混ざった泡(ムース)状になっており、指と手の平を使って髪を揉みこむように使います。
白髪染め初心者にも使いやすいこともあり、少しずつですが種類が増えてきました。
今回は、泡タイプの白髪染めをピックアップして、使い勝手や使うメリット、知っておきたいデメリット、どんな方におすすめなのか、など詳しくご紹介します。
泡タイプ白髪染めを使うメリット
泡タイプの白髪染めの一番のメリットは、何と言っても「染めやすい」ことです。
泡タイプの白髪染めは、染まり方はクリームタイプに比べて少し弱いものの、シャンプーやスタイリングをする感覚で気軽に染めることができます。
クリームタイプの白髪染めではキレイに均一に塗れずにムラができるという方でも、泡タイプであれば泡がはじけることで色素がムラなく髪全体に馴染むため、クリームタイプに比べて簡単にキレイに染めることができます。
また髪の1本1本に泡が密着することで、もみあげや隠れて見えにくい内側の白髪、染めにくい後頭部の白髪まで簡単に染めることができます。
他にも、変にダマになってしまったり、液ダレしにくいので扱いやすいという点もメリットのひとつとして挙げられます。
扱いにくいとどうしても白髪染めが面倒になったり、白髪があっても見て見ぬふりをしてしまうことにもつながりかねません。
クリームタイプの白髪染めを使っているけど色ムラになって白髪がキレイに染められないという方も、泡タイプの白髪染めを使ってみてください。
泡タイプ白髪染めを使うデメリット
泡タイプの白髪染めは使いやすいメリットがある反面、デメリットもあります。
ムースになっているので髪全体に広げるのは容易なのですが、髪の根元はムースが届きにくく少し染めにくい場合があります。
ブラシやコームを使わないので地肌に染料を付着させずに塗るのは難しく、部分染めはちょっと苦手。どちらかと言えば全体染めが得意な白髪染めと言えます。
また、泡タイプにはトリートメント成分が配合しにくいため、クリームタイプに比べ、髪のダメージケアやトリートメント効果に劣る面もあります。
ムースで出すためにガスが使われていることも多く、クリームタイプに比べ容量が少なかったり、価格が高めに設定されていることも多いようです。
使い終わった後のボトルの処分も面倒な場合もあります。
代表的な泡タイプ白髪染め
泡タイプの白髪染め(ムースカラー)の中から、代表的なものを2つご紹介します。
メンズビゲン ムースカラー
染め時間 | 10分 |
---|---|
添加物 | ジアミン添加物あり |
匂い | 少し強めの匂いあり |
刺激 | 若干あるが気になるほどではない |
容量 | 1剤40g・2剤40g |
使用回数 | 2回/1本当たり |
色持ち | 2週間 |
タイプ | ヘアカラー / ムース |
カラー | 3色 ナチュラルブラウン、ダークブラウン、ナチュラルブラック |
メンズビゲンシリーズから販売されている泡タイプのヘアカラー白髪染め。ワンプッシュで1剤と2剤が混ざり合ってムースになって出てくる簡単白髪染めです。
ムースを手に取って使えますので見えない後頭部も塗りやすく、ブラシでは塗りにくいもみあげや内側の生え際なども指を使ってしっかり染めることができます。
毛髪保護成分のタウリンやアスパラギン酸や、うるおい成分の海藻エキスやセンブリエキスが配合されており、髪のダメージにも配慮されています。
匂いは少し強め。使いやすい白髪染めですが、ヘアカラーですので髪や頭皮へのダメージが少なからずある点に注意して利用しましょう。
関連ページ:メンズビゲン ムースカラー
メンズビゲンムースカラーは、ワンプッシュでムースが出せる簡単白髪染めです。ムースを手に取って使えますので見えない後頭部も塗りやすく、ブラシでは塗りにくいもみあげや...
クロエベール ヘアカラートリートメント
染め時間 | 10~15分 |
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添加物 | 無添加(ジアミン・タール系色素・香料・鉱物油・酸化剤・シリコーンを使用せず) |
匂い | アロマの香り |
刺激 | 特に刺激なし |
容量 | 100g |
使用回数 | 6回/1本当たり |
色持ち | 5日間(10日くらいは許容可能) |
タイプ | ヘアマニキュア / ムース |
カラー | 2色 自然なブラック、ダークブラウン |
育毛剤や健康食品を販売するマイケアから販売されている泡タイプのヘアマニキュア白髪染めです。
ムースタイプは匂いの強いものが多いのですが、クロエベールは淡い香りなので、白髪染めの匂いが苦手な男性でも気にならずに使えます。
染料は、塩基性染料とHC染料のW染料に加え、アカミノキ・紫根・クチナシなど天然染料も配合されており、髪を傷めることなく自然な色合いに染めることができます。
当社の育毛剤でも使われている成分や、毛髪へのカラー浸透率を高める成分「ヘアキューブ」、頭皮を保湿する成分「サクラン」、抗酸化作用で髪を守る成分「エテルナ」など、配合成分にもこだわっています。
関連ページ:クロエベール ヘアカラートリートメント
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泡タイプとクリームタイプ、どちらの白髪染めがいいの?
泡タイプとクリームタイプの白髪染めのどちらがいいのかといったご質問を頂くことがあります。そんなときは白髪染めの使用経験をお聞きしています。
これから白髪ケアを始めようとされている方や、あまり白髪染めを使ったことがない方には「泡タイプ」の白髪染め、ある程度白髪ケアをされている方には「クリームタイプ」の白髪染めをおすすめするようにしています。
泡タイプの白髪染めは簡単で扱いやすく便利ではありますが、やはり主流はクリームタイプだと考えています。市場に出ている白髪染めを見ても大半がクリームタイプで泡タイプは数えるほどしか商品がありません。
クリームタイプが主流であるというには理由があります。いろいろな白髪染めを使用してきましたが、クリームタイプの方が実際に良く染まるというのがその理由です。
もみあげや生え際など細かい部分も泡タイプのほうが簡単に染められるのですが、やや染まりが弱く、髪の根元にもちょっと染料が届きにくいこともよくあります。少し手間をかけてもクリームタイプをしっかり練りこむように塗ったほうが染まりがよく色持ちも良くなります。
慣れていないと色ムラになりやすく上手下手が分かりやすいクリームタイプの白髪染め、裏を返せば、慣れればキレイにしっかりと染められるということです。
泡タイプとクリームタイプの白髪染めを比較
泡タイプとクリームタイプの白髪染めを一覧で比較してみました。
比較項目 | 泡タイプ | クリームタイプ |
染めやすさ | 初心者でも使いやすい | 少し慣れが必要 |
商品数 | 少ない | 多い |
得意な染め方 | 全体染め | 全体染め、部分染め |
染め上がり | 初心者でもムラが少ない | 初心者の場合ムラになることも |
トリートメント成分 | 配合しにくい | 配合しやすい |
コスト | 比較的高い | 比較的リーズナブル |
白髪染めが初めての方は慣れるまでは泡タイプ、慣れてきたらしっかり染まるクリームタイプを使っていただくのがおすすめの使い方です。
