百害あって一利なし?禁煙で白髪を予防・改善
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タバコを吸うと白髪が増えるのは何故?
白髪は、加齢や生活習慣の乱れなどによりメラノサイトの働きが低下することによってできてしまいますが、タバコも原因のひとつです。
タバコに含まれるニコチンには血管収縮作用があるため、血行不良がおこり、メラノサイトの働きが悪くなってしまうためです。
実際にタバコを吸っている人は、吸っていない人に比べて4倍も白髪になりやすいというデータもあります。
百害あって一利なし?タバコの怖い害
タバコは白髪の原因になっているだけでなく、カラダへの悪影響や怖い病気の原因にもなっています。
- 肺ガン
- 動脈硬化
- 脳卒中, etc.
タバコの煙には、4,000種類以上もの化学物質が含まれていて、そのうち発がん性物質は60種類にものぼります。
また、タバコを吸うことで大量のビタミンCが消費され不足することから、風邪をひきやすくなったり、皮膚に弾力がなくなり、シミやしわなどが増え、肌の老化にもつながってしまいます。
他にも貧血やニコチンによる歯や歯ぐきへの着色、口臭、髪のパサつきなども挙げられ、見た目年齢だけでなく、タバコによって老化も加速させてしまっています。
喫煙者が禁煙ができない理由に“禁煙するとストレスが余計たまる”と言うのをよく聞きますが、実際に禁煙を始めるとストレスは増えず、むしろ軽減することが国内外で報告されているそうです。
タバコ1本で10分の命を削っている?
タバコと寿命の関係について、医学誌BMJから、20歳までに喫煙を開始した喫煙継続者の平均寿命は非喫煙者に比べて約8年(女性の場合は10年)短かくなる調査結果が発表されています。
20歳から平均寿命の80歳まで60年間毎日タバコ1箱の喫煙を続けたとすると、一生に吸うタバコの本数は約43万本。8年寿命が短くなるとすると、タバコ1本あたり10分の寿命を削る計算になります。
そう考えるとちょっと止めてみようかと思いませんか?
白髪予防のことから少し話しが逸れてしまいましたが、怖い病気のリスクを引き上げてしまうタバコ。明日から、あと1本吸ったらではなく、今からキッパリと止めましょう。
自分で止められないニコチン依存症の方は、お医者さんと一緒に禁煙をしましょう。健康保険等で禁煙治療を受けることができます。
