頭皮マッサージのついでにツボ押しで白髪予防
ツイート白髪予防の一つにツボ押しがあります。
白髪や抜け毛など髪の悩みをもつ男性の頭皮は硬くなってしまっていることが多く、頭皮マッサージをして頭皮を柔らかくするのと同時に、ツボを刺激することで白髪予防の効果がアップします。
白髪の要因はもちろん加齢が一番なのですが、そのほか頭皮の血行不良による髪の栄養不足も白髪が増える大きな要因です。
心臓から送り出された血液は血管によって全身に送り届けられますが、頭部には太い血管が通っていないことから、頭皮は元々血液が不足がちです。
頭皮マッサージとツボ押しで頭皮の血行を促進することで、髪に必要な栄養が行き届くようになり、健康な髪の成長につながります。
今回は、白髪予防に役立つ代表的な5つのツボをご紹介します。
ツボ押しは特に何も用意する必要もありません。仕事の合間などちょっと空いた時間や、テレビを見ながら、お風呂につかっている間など、忙しいメンズでもちょっと空いた時間に、手軽にできますので是非実践してみてください。
頭皮のツボ
まずは頭皮にあるツボをご紹介します。
頭皮にはさまざまなツボがありますが、特に、自律神経を整え、頭皮の血行を改善するツボを中心に、効果的な頭のツボをご紹介します。
百会(ヒャクエ)
百会はさまざまな健康効果をもっている万能ツボです。いろいろなサイトでも紹介されている有名なツボです。
百会を刺激することで頭皮の代謝が促進され、白髪や抜け毛の予防に役立ちます。それ以外にも自律神経を整え頭痛を和らげる効果もあります。
リラクゼーション効果もありますので、ストレスを軽減させたいときにも有効なツボです。
百会の場所は、左右の耳と顔の中心を繋いだ線の交差点、ちょうど頭頂部の位置にあります。人差し指や中指を使って、3秒×10回ほど少し強めに押し込みます。
天柱(テンチュウ)
天柱も百会と同じく、自律神経を整えるツボです。
自律神経の乱れが続くと、筋肉を緊張状態にして血管を収縮させ、結果血流の悪化を招いてしまいます。メラノサイトに必要な酸素や栄養分を届けるには血行を促進させることがとても大切です。
天柱のツボ押しで、頭皮の血流をよくして、髪に必要な酸素や栄養を行き渡らせることで白髪を予防する効果が期待できます。血流改善によって、頭痛や肩コリの解消にも効果的です。
天柱の場所は、後頭部の真ん中のくぼみから左右に指2本分の位置にあります。髪の生え際の少し窪んだところです。5秒×5回ほど気持ちよいと感じる強さで押します。首を前後に動かしながらツボ押しするとより効果が高まります。
また、すぐそばに風池(フウチ)というツボもあり、天柱と同じような効果があります。
正営(ショウエイ)
正営は、髪に効くツボとも言われ、頭皮全体の血流をよくする効果をもつツボです。頭皮の毛細血管を通じて髪に栄養をきちんと行き渡らせることで、白髪や抜け毛の予防に効果が期待できます。
正営の場所は、少し分かりづらいですが、左右の側頭部、耳の一番上と頭頂部を結んだ線の上から3分の1のところにあります。5秒×5回ほど優しく押します。
また同じような働きをする角孫(カクソン)というツボもあります。
手足のツボ
手や足には全身に効果を及ぼす重要なツボが集まっています。手足には毛細血管が集まっているので、手足を刺激することで効率的に血流を改善することができます。
中でも、白髪や抜け毛に効果があると言われているツボをそれぞれ一つずつご紹介します。
湧泉(ユウセン)
湧泉は、足の裏にあるツボです。「泉」が「湧」くという名前のとおり、湧泉のツボを押すことで生命エネルギーが泉のように湧いてくる万能のツボです。
湧泉を押すと全身の血流が良くなり、白髪の予防にも効果が期待できます。それ以外にも疲労回復やリラクゼーション効果もあります。
湧泉の場所は、土踏まずの真ん中よりやや上で、5本の指をぎゅっと曲げた時に人の字のように窪むところにあります。湧泉をピンポイントでなくても良いので、湧泉から土踏まずの辺りを、ゆっくりと揉み込むようにツボを刺激します。
腎穴(ジンケツ)
腎穴は、指にあるツボです。美髪のツボとも言われ、白髪や抜け毛など髪の悩みに効果のあるツボです。
髪の悩み改善以外にも、ホルモンバランスを整え、ストレスを解消したり、むくみ解消などの効果もあります。
腎穴の場所は、手のひらの小指、第一関節の真ん中にあります。親指と人差し指ではさむようにして、親指の腹で柔らかく揉み込みます。
ツボ押しマッサージは毎日継続を
ツボを押すときは、強い力ではなく、気持ち良いと感じるくらいの力で押しましょう。
無理に押しても十分な効果が得られないばかりか逆効果になってしまうこともあります。
ツボ押しは一度二度で効果を実感することはできませんが、頭皮マッサージと併せながら続けれていくことで少しずつ効果が期待できます。毎日少しずつでもいいので継続しましょう。