黒ゴマで白髪が治る?!黒ゴマの健康効果と効果的な食べ方
ツイート
年齢を重ねるとともに増えてくる白髪。一度白髪を染め始めるとその後は定期的にケアをする必要があるため、面倒に感じている方も多いのではないかと思います。
そんなちょっと面倒な白髪ケア。毎回白髪染めをしなくても、なんとか元から白髪を改善できないものでしょうか。
黒ゴマには、そんな面倒な白髪を減らしてくれる効果があると言われています。
黒ゴマを食べるだけですぐに白髪がなくなるわけではありませんが、日常的に継続して黒ゴマを食生活に取り入れることで白髪の予防改善効果が期待できます。
白髪が完全に無くならなくても、黒ゴマの効果で白髪染めの頻度が少しでも減ればそれだけでもずいぶん助かります。今まで1週間~10日に一度ケアをしていたものが、2~3週間に一度とケアをする間隔が延びれば気分的にも余裕が出てくるものです。
今回は、そんな白髪を予防・改善させるという黒ゴマのパワーの秘密をご紹介します。
白髪が生える原因とは
白髪はメラニン色素を作り出すメラノサイトの機能が低下することで髪に色がつかずに生えてきたものです。
メラノサイトの機能が低下する原因は、加齢による老化の他に、栄養不足、睡眠不足、運動不足、ストレス、紫外線などの外部刺激の影響などさまざまなものがありますが、特に生活習慣に大きく関わっています。
加齢による白髪は仕方がない部分もありますが、それ以外の原因によって生えてきている白髪は予防や改善が可能なため、まずは自身の生活習慣を見直す必要があります。
生活習慣の中でも重要なのが食生活。髪に必要な栄養素が不足してしまうとメラノサイトの機能が低下し健康な髪が生えてきません。
髪に必要な栄養素をきちんと摂取することが白髪の予防改善の第一歩です。
黒ゴマにはメラノサイトの機能低下を抑制してくれる働きがあり、メラノサイトが正常に働くようになることで健康な髪が生えてくるようになります。
白髪に効果あり?黒ゴマの成分
昔から「白髪予防には黒い食べ物がいい」と言われてきました。
黒い食べ物の中でも代表的な食べ物が「黒ゴマ」です。黒ゴマは栄養の宝庫とも言われるように、タンパク質やミネラル、ビタミン、カルシウム、食物繊維、セサミンなど多くの栄養成分を含んでいる健康食材です。
中でもゴマリグナンの一種であるセサミンには優れた抗酸化作用があり、老化抑制などの効果があることがわかっています。
黒ゴマの成分
- 脂質
- タンパク質
- 食物繊維
- ビタミンE、B1、B2などのビタミン類
- オレイン酸、リノレン酸などの必須脂肪酸
- カルシウム、リン、鉄などのミネラル分
- セサミン、セサモリン、セサミノール、セサモール、エピセサミンなどのゴマリグナン
- アントシアニン(ポリフェノール)
これらの豊富な成分にはメラニン色素の欠乏を防止し、メラニン色素の生成を活性化させる働きがあり、それが黒ゴマには白髪の予防や改善に効果があると言われる理由です。
黒ゴマには白髪の改善効果以外にも下記のような嬉しい効果もあります。
黒ゴマの効果
- アンチエイジング
- 骨を丈夫にする効果
- 美肌効果
- 冷え性改善
- コレステロール抑制
- 動脈硬化高血圧予防
- がん細胞の成長抑制
- 肝機能の改善や予防
- アルコール分解促進
- 疲労回復
- 認知症予防
また、黒ゴマには肝機能の向上効果や、肝臓障害の予防効果があるため、肝臓の機能がアップして代謝が上がることで体の隅々にまでしっかりと栄養分を行き渡らせることができます。毛根にまでしっかりと栄養分が届くことで、白髪予防や頭皮の老化予防にも役立ちます。
黒ゴマと白ゴマの違いは?
ゴマにも種類があり、今回ご紹介している黒ゴマだけではなく、普段食卓でもよく見かける白ゴマもあります。
黒ゴマ・白ゴマには色の違いがありますが、含まれる栄養にも違いはあるのでしょうか?
実は、黒ゴマも白ゴマも基本的には含まれる栄養に大きな違いはありません。ただし、白ゴマのほうが少し油脂分が多いという違いがあったり、またこれが黒ゴマと白ゴマの一番の違いですが、黒ゴマの黒く厚い殻にアントシアニンというポリフェノールが含まれているといった違いがあります。
アントシアニンと言えば眼精疲労を予防することで有名な成分ですが、セサミンと同様、強い抗酸化作用をもつ成分でもあります。頭皮の内部に発生してしまった活性酸素を取り除いて細胞を守ることから、結果白髪に予防につながります。
黒ゴマの効果的な食べ方
白髪の予防改善以外にも多くの効果が期待できる黒ゴマ。
是非とも食生活に取り入れたいところですが、黒ゴマを食べる上で気をつけなければいけないことがあります。
黒ゴマにはたくさんの栄養が詰まっていますが、その身は硬い殻で覆われているため、そのまま食べても消化されず栄養が十分に吸収できないまま排出されてしまいます。
ゴマを食べる際は、殻にひびが入る程度に軽く炒めるか、あるいはすり潰したり、ペースト状にすると硬い皮が破れるので、栄養吸収率を高めることができます。
中でもおすすめはペースト状にした練りゴマ(黒ゴマクリーム)です。ペースト状にするのが一番吸収率を高める食べ方で、余すことなく栄養分を摂ることができます。
1日あたりスプーン大匙1杯を目安に、トーストしたパンにのせて食べたり、ドレッシングに混ぜてサラダにかけて食べたり、ヨーグルトや豆乳に混ぜたりして摂取します。
ペーストの硬さや、添加物などによる甘さ、ゴマの匂いの強さなど、メーカー・商品によっても違いがあります。毎日とり続けるものですので、食べやすいようにご自分の好みに合ったものを選んでください。
食べやすい黒ゴマペースト商品
比較的食べやすいと思った黒ゴマペースト商品を2つご紹介します。どちらも癖がなく味も良いので、はじめて黒ゴマペーストを購入しようという方にはおすすめです。
おいしい黒ゴマクリーム(三育フーズ)
黒ゴマをペースト状にして砂糖、蜂蜜などで味付けした香ばしい黒ゴマクリーム。ほのかな甘みがあり、香ばしいゴマの風味が楽しめます。朝食のトーストに塗って食べると非常においしいです。
原材料:黒ゴマ、砂糖、植物油脂、はちみつ、塩
明治黒ごまクリーム(明治)
黒ゴマをペースト状にして黒糖・はちみつなどで味付けした黒ゴマクリーム。ゴマの匂いがそんなに強くないので、ゴマが苦手な方でも食べやすいと思います。アイスなどのデザートにもおすすめ。
原材料:黒ゴマ、植物油脂、黒糖、落花生、蜂蜜、食塩、レシチン
いくつか黒ゴマペースト商品を試してみて、これなら続けられそうだと思ったら自分で作ることも考えてみましょう。
スーパーなどでも黒ゴマペーストは手に入りますが、市販で買うと高くついてしまいます。フードプロセッサーがあれば簡単に作れますので、黒ゴマペーストを続ける場合、自宅で作ったほうが経済的ですし、変な添加物も入る心配がなく安心です。
黒ゴマペーストの材料と作り方
- 黒ゴマ・・・60g
- はちみつ・・・大さじ2
- サラダ油やごま油・・・数滴
上記の材料をフードプロセッサーに全て入れ、ペースト状になるまで混ぜれば完成です。
フードプロセッサーはない場合は、煎りゴマをすり鉢で1時間ほど擦ります。擦る粗さは好みに応じて調整します。
さいごに
栄養の宝庫でもあるゴマ。特に黒ゴマに含まれている栄養成分は白髪に効果があります。
白髪を予防・改善するには、まずは自身の生活習慣を見直すことが大切です。規則正しい生活やバランスのよい食生活を心掛けながら、黒ゴマを積極的に取り入れてみましょう。
黒ゴマを食べたからといってすぐに白髪の予防や改善にはつながるわけではありませんが、継続することでのちのち違いが出てくるかと思います。まずは3ヶ月を目安に続けてみましょう。
▼手っ取り早く白髪予防に必要な栄養を摂取したい方はこちらをご覧ください。
関連ページ:白髪サプリ「ブラックサプリEX」を飲んでみました
白髪サプリ「ブラックサプリEX」を実際に飲んでみました。ブラックサプリEXは、テレビ番組や雑誌などでもよく取り上げられている話題の白髪サプリです。髪に必要な栄養を補給...
